クラウド販売管理システムにAI 機能を実装しました
1. 生成AI該当機能① 操作マニュアル自動応答機能
ユーザーが自然言語で入力した質問に対し、生成AI(Anthropic Claude)が販売管理システムの操作手順を文章として新規生成し、回答として返す機能。
1-2. 「生成AI機能」
① 出力の性質: 質問内容に応じて毎回異なる回答文章を新規に生成する
② 基盤モデル: Anthropic社のClaudeとOpenAI社のChatGPT(大規模言語モデル/生成AI)を使用
③ 生成物: 日本語の自然言語による操作手順説明文
1-3. 入出力例
| 項目 | 入力(ユーザーの質問) | 生成AIによる出力(生成結果) |
| 例1 | 「受注伝票で在庫引当を 行わない方法を教えて」 | 「受注入力画面で[F8キー]を押すと引当解除モードに切替できます。明細行の「引当区分」を『引当なし』に変更し、F9で確定してください。」 → 生成AIが回答文章を新規生成 |
| 例2 | 「軽減税率対象商品の 登録手順は?」 | 「商品マスタ画面の税区分欄で『軽減8%』を選択します。インボイス制度対応の登録番号入力も同画面下部で...(以下、状況に応じて生成された手順文)」 → 生成AIが回答文章を新規生成 |
1-4. 技術構成
・Azure AI Searchに構築したRAGとAzure OpenAI serviceのChatGPTで動作
・操作マニュアル原稿の整備時にClaude(Anthropic社の生成AI)を使用
・整備済みマニュアルをナレッジベースに登録し、検索拡張生成(RAG)で回答精度を確保
2.生成AI該当機能② ユーザー独自運用手順のナレッジ生成機能
2-1. 機能概要
顧客固有の業務ルール・例外処理・ローカルルール(担当者の暗黙知)を生成AIが構造化・要約し、検索可能なナレッジ文書として新規生成する機能。
2-2. 「生成AI機能」
① 出力の性質: 顧客の口頭/メモレベルの情報を、検索可能な構造化文書として新規生成
② 基盤モデル: Claude(大規模言語モデル/生成AI)
③ 生成物: マークダウン形式のナレッジ文書(機能①の検索対象として再利用)
2-3. 入出力例
【入力】(担当者ヒアリングメモ)
「A得意先は月末締めだが、25日が休日の場合は翌営業日締めにする。請求書は紙発行で郵送、PDFはNG。」
【生成AIによる出力】
生成AIが以下のような構造化ナレッジ文書を新規生成:
## A得意先 運用ルール
### 締日について
- 通常:月末締め
- 例外:25日が休日の場合 → 翌営業日に振替
### 請求書発行方法
- 発行形式:紙(郵送)
- 電子請求書(PDF送付):不可
3.生成AI該当機能③ FlexReport自由帳票の自動生成
3-1. 機能概要
ユーザーが自然言語で指示した帳票要件(例:「得意先別売上ランキング表を作りたい」)から、生成AIがFlexReport(自由帳票設計ツール)の帳票レイアウト定義(フィールド配置、集計式、ソート条件等)を新規生成する機能。
3-2. 「生成AI機能」
① 出力の性質: 帳票テンプレート(設定値・XML)を新規に生成
② 基盤モデル: Claude(生成AI:RAG)+CatGPT(生成AI:検索)のハイブリッド構成
③ 生成物: FlexReportで読み込み可能な帳票定義データ
3-3. 入出力例
| 項目 | 入力(自然言語の帳票指示) | 生成AIによる出力(生成結果) |
| 例1 | 「得意先別の月次売上ランキング表を作りたい。上位20社まで表示」 | FlexReport帳票定義ファイル(XML/レイアウト設定値)を新規生成: ・ヘッダー: 得意先名/売上金額/順位 ・集計式: SUM(売上額) GROUP BY 得意先 ・ソート条件: 売上額DESC LIMIT 20 → 生成AIが帳票テンプレートを生成 |
3-4. 本機能の業務効果
従来は帳票設計の専門知識(FlexReportの操作習熟)が必要であったが、本機能により非技術者(経理・営業担当者)でも自然言語指示で帳票を作成可能となり、IT部門への帳票作成依頼工数を削減する。
4.生成AI該当機能④ BI分析レポート自動生成
4-1. 機能概要
販売・在庫・損益データに対するユーザーの自然言語クエリから、生成AIが分析結果のコメント文章および考察を新規生成する機能。CSV連携により外部BIツールとも連携可能。
4-2. 「生成AI機能」
① 出力の性質: 数値データから分析コメント・示唆を文章として新規生成
② 基盤モデル: Claude+ChatGPT(生成AI/Azure環境内で稼働)
③ 生成物: 経営判断に資する分析レポート文章
4-3. 入出力例
【入力】「先月のB商品の売上が落ちた原因を教えて」
【生成AIによる出力】
「B商品の先月売上は前月比△18.3%でした。要因を分析した結果、(1)主要販売先のC社の発注量が前月の60%に減少、(2)新規顧客への展開が前月の3社→1社に減少、の2点が主要因と推定されます。一方、既存顧客の単価は維持されているため、新規開拓と既存顧客の発注頻度回復が回復施策として有効と考えられます。」
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